のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第368回 はじめてのKindle

はじめてのKindle

今までに何冊もAmazonで本を買ってきましたが、Kindle版って使ったことなかったんですよ。

なんとなく書籍って紙の本で読みたいっていうこだわりがあって、スマホの小さな画面をツンツンしたくないって思ってました。

こだわりと言えば聞こえはいいけど、単に時代遅れと言ってしまえばそれまでですね(笑)。

 

今回も別に、Kindle版を特に希望していたわけではないんです。

でも、紙の本が品切れで、次の入荷がいつになるかわからないとのことでした。今回は、すぐにでも読みたいと思っていたので、はじめてKindle版を使ってみたのでした。

 

そうまでして読みたかった本は、こちらです。

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ここでも何度かお話ししていた、神戸大・岩田教授の本です。

 

尊敬する作家・田中芳樹さんの言葉ですけど、情報って賞味期限付きの生き物です。

 

昨日正しかった情報が、今後も通用するとは限らない。

 

特に、コロナ騒動では、次々に新しい意見や発見があるので、1ヶ月前の情報が何の意味も持たなくなる…なんてことはよくあるのです。

だから、この本は、入荷を待たずに読むべきだろうって思って、すぐ買ってすぐ読みました。

 

 

本の内容

重要なことから言うと、陰謀や世界の闇的な話は・・・

全く出てきませんでした。ガッカリです(ヲイw

 

数日前に、専門家の意見とはどういうものか、というお話をしたばかりでした。

あたしの書いたことそのままだったと感じました。

あくまで感染症の専門家の視点から、クルーズ船への政府・厚労省の対応が、お話にならないほどずさんなものであったことが詳しく書かれています。

明らかに不適当な対応を繰り返し、最終的にはほとんど投げ出しながらも、「やることはやった」的な言い逃れを並べることも、かなり細かく分析して書かれています。

まぁ、これだけでも政府や厚労省にとっては、かなり嫌だと思いますけどね(笑)。

 

自称エリート官僚の無責任体質や、官僚組織のマズさが重なって、あのような対応になったと、岩田教授は結論付けています。

あたしは、彼らが意図的にそれを行ったと考えているので、それを匂わすような証言が少しでも書かれていることを期待していました。

たはは、もちろん、こんな期待感を持ってこの本を読む方がおかしい(笑)!こまったもんです…まったく!(誰に文句言ってるんだかw

 

一昨日お話ししたモンタニエ博士のように、陰謀に気付きながらも、自らの見解を述べてくれることを、少し期待していました。また、それに関して言いたい気持ちがありながらも、身の危険を感じるからこそ、それについて詳しく追及しない姿勢でいる…ということでも読み取れたらなぁ…と思ったのです。

だから、あたしの一方的で身勝手なガッカリです(笑)。

 

 

陰謀なんか無かった? 

「クルーズ船にいた、岩田教授が陰謀について触れなかったのだから、陰謀なんか無い。」

 

こう考える人がいてもおかしくありませんが、歴史を見ていれば、教授が陰謀に気付くか否かと、陰謀の有無は直接結び付きません。

本能寺の変の現場にいなかった現代人によって、真実は解き明かされました。

9.11事件の当日に現場にいた人ではなく、様々な不自然さに気付いて考えた人が陰謀に気付きました。

だから、歴史を知るって大切なんです。

 

もし、これが日本だけの問題だったら、

「岩田教授が陰謀を感じなかったのだから、陰謀なんか無い」と言われたら、いくらあたしでも考えを改めるかもしれません。

 

しかし、人工的に作られたと思われるウィルスが世界中に拡散している今、世界的感染拡大を抑えられなかったのは、日本の厚労省の無責任体質が原因ではありません。

 

思い返せば、岩田教授がクルーズ船に乗り込む以前の2月上旬から、新型コロナウィルスがどうやらマズいらしい…という情報は、あちこちに出ていました。それなのに、ずさんな対応をして無責任に隠匿するでしょうか?

つまり、厚労省はウィルスの危機については承知の上で、ずさんな対応をしてきたと考えるべきなのです。岩田教授の指摘した厚労省の無責任体質は、「国民の怒りを買うことで、国民の目を真実に向けないための擬態」と、あたしは見ています。 

 

まぁ、ここまで言っても、白黒ハッキリしていません。あくまでグレーな状態として、次に出てくる情報を待ちます。

 

 

その他の内容

その他は、結構役に立つかもしれない情報が多く書かれていました。

 

私たち一般市民が、どのようにしてウィルスから身を守るべきか、知っていれば怖くないウィルスの知識、万が一感染した疑いがあった時はどのようにすべきかなど…さすが専門家だなって思われることがたくさん書かれていました。

他にも、日本人はすぐ医者を頼るから、3時間待ちの5分診察になるとか(笑)。こういう医療状況になった責任は、医者と患者の双方にあるとか…

良識のある考え方がたくさん書かれていました。

 

このブログでは有益な情報をオマケ的に紹介しちゃいましたが(笑)、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?

 

2020.0623追記

岩田教授の本からは、陰謀についての情報は得られませんでしたが、自分を守る為の知識はとても役に立ちました。

6月になると、街はマスクをしている人がほとんどという状況でしたが、彼らは飛沫感染と空気感染の違いすら理解しておらず、マスクを付けているかどうかでのみ、安全を判断しているように感じられます。

あたしはこの本を読むことによって、飛沫は2m程度しか飛ばないこと、外に出たウィルスは長時間生きられないことを知っていましたので、周囲のマスク騒ぎに同調することなく、5月中旬に脱マスク宣言をすることができました。

少しの知識があれば、危険かどうかの判断が付くようになります。