少し前のことですが5月22日東京・渋谷で、同じ日本人としては恥ずかしい事件が起きました。あまりに恥ずかしいので、こういう輩は、「あたしとは別の日本人」だと思うことにします(笑)。
日本在住のクルド人男性が、何の罪も無く警官に暴行されたのです。
https://mainichi.jp/articles/20200530/k00/00m/040/179000c
警官の一方的主観による「不審な人物に対する職務質問」には、日本人ならば不満を感じながらも協力するでしょう。しかし、日本に何年間定住しようとも、外国人にはこのような日本特有の常識は理解できていなかったかもしれません。
しかし、男性はその場で解放されていますから、誰の目にも警官の対応は不適切だったことが明白です。人間なら誰でも間違いを起こします。間違いを起こした時に行うべきは、誠意のある謝罪・・・子供が学ぶべき道徳レベルですね。
氏名不詳の警官は、それすら持ち合わせていませんでした。適切な謝罪無く管轄の署に戻った後も、自らの行いを顧みることなく上司に報告したでしょう。そして、更に恥知らずな上司は、不適切な対応を行ったのでしょう。これによって、警官の罪は警察全体の罪に変わりました。
良識ある市民たちがデモを起こすのは当然のことです。それでも警察はこれらを黙殺したので、男性は特別公務員暴行凌辱致傷罪で東京地検に刑事告訴しました。
裁判がまともに行われればいいですけどね?裁判所が警察の肩を持つようなら、警察の罪が、今度は日本国の罪になります。
一般常識としては、立法・行政・司法は分立していることになっています。しかし、以前紹介したように、選挙の不正を暴いた訴えを、裁判所はろくな吟味もせずに棄却した前例があります。
三権分立と言いながらも、国会は最高機関です。
しかし、「都合の悪い裁判は行わない」というならば、もはや分立とは言えません。
アメリカで続く暴動
2020.0625追記
この当時は、アンティファがコロナデモを乗っ取って暴動に利用していたことを知りませんでした。
トランプ大統領が軍隊を使って、民衆に危害を加えるのではないかと心配していました。とんだ読み違いでした。
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アメリカでは、白人警官が丸腰の黒人を暴行死させたことによって、デモが暴動へ発展し続けています。トランプ大統領は、この問題を極左アンティファに原因があるとの見解を示しています。果たしてそうでしょうか?
トランプ大統領は、暴動を鎮圧するために、警察だけでなく軍隊を動かす可能性を言い出しましたが、今はその可能性が遠のいて少し安心しました。100人の暴徒を抹殺すれば、100万人の恨みを買います。どこの国でも、こういう暴挙は行わないでほしいと願います。
そういう点で最悪なのは中国ですね。一般市民は天安門などを決して許さないと思います。それなのに平然と香港で同じことを繰り返す。歴史から何も学んでいません。学んでいての行為ならば、それはサイコパスと言います。
警察、軍隊という組織
これらの事件に関して問題となってくるのは、警察や軍隊という組織の本質です。
社会を平和に保つために必要な組織ならば、誰も不満は感じません。社会とは、市民の集まりです。市民の平和のために税金を集めて運営されているものが、警察や軍隊であるはずです。
しかし、世界諸国の歴史を顧みれば、1つの動かしがたい事実が見えてきます。
「政府と市民が対立した時に、警察や軍隊が市民の味方をすることは少ない」
ということです。
市民の税金によって運営されている警察や軍隊が、市民に対して暴力を用いる・・・理想的な民主政治とはお世辞にも言えません。
反社会的な市民を取り締まるから仕方の無いこと?いいえ、市民が望まない政治に抗うのは当然のことです。それが市民の声ならば、反抗されないような国を作るのが政治家の責務です。それを志す意思の無い人間は政治家になる資格が無い。
暴動が起きたら鎮圧するのは間違いです。暴動を鎮めるための対話を行い、市民の望む解決を行うのが正しいです。これを理解できない為政者は暴君と言わざるを得ません。
勇気と正義のある警官
一人の人間としてしっかりとした価値観を持ち、警官という職務も守り、市民に対する義務を果たす・・・本当に尊敬できる人物とは、彼のような人だと思います。
こういう点で考えると、日本の警官の多くは落第ではないでしょうか?自分の考えや国民に対する義務を果たそうとせず、我が身可愛さに上司の言うことを聞く人ばかりではないかと心配します。
日本の警官は、政府と国民が対立した時に国民の味方をしてくれるでしょうか?
最後になりましたが、危険な場所で貴重な取材をしてくれたテレビ東京の関係者に感謝したいです。