のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第436回 チリでも水増しが!?

jetroチャンネルさん

今回はじめて動画を見ました、南米の情報満載のyoutubeチャンネルです。

とある動画の冒頭に注意書きがされていました。

「同資料の内容は、発表、報道ベースに、情報提供を目的に作成したもの」

日本で報道されているような、邪魔なベクトルがかかっていません。

南米の国々で報道されていることを淡々とまとめていることがわかりますので、とても信用できます。

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さすがに、これらの動画を一度に見ることなどできませんので、必要に応じて少しずつチェックしていこうと思います。

 

 

チリにおけるコロナ死判定

ブラジルなど、南米は全体的に感染被害が大きいと報道されてきました。ここ最近も、南米において感染被害が拡大しているとの情報があったので、気になって調べてみました。今回調べたのはチリですが、欧米諸国同様に死者数を水増ししていることがわかりました。

 

少し前まで、チリ政府の定めた「コロナ死」判定基準は次の通りでした。

・死亡者が生前に受けたPCR検査が陽性だった場合

 

肺炎で亡くなろうとガンで亡くなろうと交通事故で亡くなろうと、PCR検査が陽性であればコロナ死ということですから、この時点で既に不適切な基準です。

これは、4月にアメリカの医師たちの間で問題となった内容とかぶります。

既にこのブログで紹介していますが、まだ見ていない人も多いと思うので、リンクを貼っておきます。死亡診断書の書き方に関する、特別な指示があったことの裏付けです(3分30秒~)。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=IpMfunW4ZMg&feature=emb_title

 

 

チリの新しい基準

上記の不適切な基準が、最近変更になったとのことです。

 

 死亡者が生前に受けたPCR検査が陽性だった場合

   ↓
 死亡者が生前にPCR検査を受診していた場合(検査結果を問わず)

 

これでは、もはや・・・コロナ死者数の実数を知ることなど全くできません。

何故そうまでして、感染被害を大きく見せようとするのでしょうか?

 

「未知のウィルスだから、警戒を強めている」など、あり得ない話です。

データを正確に把握して、それに対して充分な警戒をするのが適切であるのに、元となるデータを不正確に水増ししてしまっては、全てが歪んでしまいます。

 

コロナ死の判定基準変更の話は、4分10秒以降をご覧下さい。


【6月19日更新】チリにおける新型コロナウイルス感染拡大の影響

 

また、この動画では、死者数の水増し以外にも貴重な情報を得ることができました。動画の後半部分では、次のようなことも言われていました。

・3月18日に行われていた90日間の災害事態宣言が、再度90日延長された

・外出禁止措置が順守されていない→逮捕者86,743件

・ルールを守らない国民が感染拡大の要因になっていると考える風潮がある

 

 

考察

感染被害の実数を水増しする件に関しては欧米諸国と同様です。チリのみで行われていることならば個別に判断が必要ですが、他国と同様ならば、それ以上論じる必要を感じません。国民に対して、必要以上に恐怖を与えるのが目的です。

 

以下は、あたし個人の考察です。

チリ国民たちは、日本国民以上に苦しんでいると思われます。災害事態宣言が延長されたことにより、半年もの長期に渡って行動の自由を制約されることになりました。

不当な制限に対して反発する人を手当たり次第に逮捕していなければ、逮捕者数86,743名などという数字は出ません。デモすらも満足に行えない圧政の様子がうかがえます。

そして、日本同様に、少数派を叩く風潮が広がっているようです。言語が違うだけで、日本と同様の報道が行われていることが想像できます。

 

しょっちゅう他国に移住したくなるあたしですが(笑)、正直言ってチリには移住したくありません。