のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第317回 光秀と歴史17 一緒に考えよう!謀反の動機

何が起きたら社長に手を掛ける!?

あなたが、「信長社長第一の腹心、多くの部下を抱えている」として、どんな理由があれば、社長を亡き者にしようと考えるでしょうか?


信長社長が給料を未払いして困ったから?
あなただけにそんな態度をしたら、それは単なるパワハラです(笑)。それに、自分のもっとも信頼する部下の首を絞めれば、事業(天下統一)が滞ります。

 

ノイローゼなどの一身上の都合?
社長に信頼されて、社長に大恩を感じている人が、仕事で抱えたノイローゼで社長を殺すでしょうか?会社に行って仕事をすることで充足感を得られるのなら、それを失う方がリスクが高いでしょう。

 

同僚にそそのかされた?
信長社長からの信頼が、あなたよりは若干落ちる同僚(秀吉や家康)に、社長を殺して一緒に経営者になろうと誘われたら、メリットは多い・・・でしょうか?

社長の元で働き続けた方が、良いと思います。第一の部下だったのですから。

 

さてさて、信長社長に何を命じられたら、あなたは謀反を起こす気になるでしょうか?

 

 

こんなことがあったら、あなたは…?

もし、「命の危険が大きい異国への栄転を命じられる可能性が高い」とわかったら、どうでしょうか?

 

一族全員、部下全員です。

あなたが今67歳のおじーちゃんで、あなたの大切な跡取り息子が10代だったら?

 

そして、何の因果か、あなたの大切な親族(長曾我部氏と石谷氏)が、信長社長の意向に背いて粛清されそうになっていたら、どうでしょうか?

あなたには、自分の一族(土岐氏)を盛り立てたいという気持ちがあったのに、社長の意向で、親族が粛清されて、命の危険が大きい異国への栄転が命じられたら…?

 

これを放置しておいては、あなたの一族は崩壊・滅亡してしまうかもしれません。

 

このくらい追い込まれたら、ようやく信長社長を手にかけるかもしれません。