のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第320回 光秀と歴史20 開国と侵略戦争

2020.0725 追記

GHQによって左翼思想に洗脳されていたと、今更のように気付き始めました。この記事は、それ以前のものですが、編集せずに残しておきます。

 

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黒船来航!開国

江戸時代の平和は、ペリーの黒船来航によって破られました。

200年以上鎖国していた日本は、進んだ技術を持つ西欧諸国の軍事力に、全く歯が立ちませんでした。鎖国を続けることができず、半ば強制的に開国させられました。開国で良かったです。侵略されていたら、もっと悲惨な日本史になっていたでしょう。

 

世界情勢と日本の対応

大航海時代以降の西欧列強諸国は、他国を侵略して自国に併呑することを、当然のように行っていました。

日本が自国を守るためには、国力を増大させる(富国強兵)だけでは足りなかったので、朝鮮半島や中国と協力する道を探したのは自然な流れと言えましょう。

しかし、非協力的な彼ら(日本の一方的な主観)と協力するよりは、彼らを併呑して強い日本を作るべきという考え(征韓論)に、少しずつ変化していきました。

「周辺諸国を侵略して強くならなければ、他国に侵略されてしまう」

このような恐怖の中では、戦争による罪などは、論じる意味がなかったかもしれません。自国の平和を保つために、強い国である必要が求められていました。

  

人類も所詮は動物!?

「平和を保つためには、相手を倒し得るだけの反撃力を見せる必要がある」という考えは、現代までずっと続いています。ボタン戦争もその延長にあります。

「他国を攻撃すれば、自国が傷つくからやめておこう」

こういった自制心によって、かろうじて平和が守られるわけです。

このような野性的なやり取りを必要とするのは…人間という生き物が、自然界の動物たちと大差ないからだと、あたしは思うのです。武力を見せ合って、牽制し合うことでのみ成り立つ平和…正直言って、あたしの趣味じゃないです(笑)。

 

時代の英雄!?

いずれにしても、弱肉強食の侵略戦争の時代に、日本は開国して、世界戦争の荒波に出ました。

そんな時代に日本の英雄とされたのが、楠木正成と豊臣秀吉でした。

正成は滅亡しそうになっている南朝を命を盾にして守った英雄、秀吉は天下統一後に朝鮮半島に攻め込んだ英雄として、歴史の教科書で褒めたたえられたのです。彼らを尊敬して、天皇陛下に忠義を尽くして、国外を侵略しろという刷り込み教育がごく普通に行われた時代と言って良いでしょう。

家康によって、せっかく平和な江戸時代が作られたのに、明治政府は秀吉の亡霊を利用して、再び不幸を量産し始めてしまったのです。