のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第345回 トランプ大統領と海外情勢

2020-0622 追記

この時期には・・・トランプ大統領の評価が、日本では不自然に貶められてきたということに気付いてきましたね。しかし、敵か味方か判別できていません。

 

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

  

まずはここを見よう!

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000180972.html

リンク切れになる可能性も考えて、内容を簡単に載せます。

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トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療関係者ではない国民に対してもマスクや布の着用を勧める方針を示しました。
トランプ大統領:「疾病対策センターは自発的な衛生対策として布を使って顔を覆うことを勧める。自主的なものだ。私はしないと思う」

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コロナウィルスは、一般人だけでなく、有名人、政治家などにも感染しています。何故、トランプ大統領はマスクをしないのでしょうか?

 

大統領本人は、”検査をして陰性だったから、他人を感染させる可能性が無い”と言っていますが、検査直後にウィルスに感染する可能性もあり、彼が感染すれば周囲を感染させる可能性もあるはずです。

大統領は国の最重要人物です。最重要人物がウィルス感染によって重篤化すれば、政治系統が麻痺する可能性があります。

 

”ウィルスに感染する可能性が本当に無いから”、または”ウィルスに感染しても大丈夫だから”と考えた方が、トランプ大統領の発言を理解しやすいのではないでしょうか?

そして、”マスクは自主的にすべきものだが、大統領である自分はしない”と宣言したことで、マスクをしない人が増えて、感染者数を増大させる可能性を残しました。

”トランプ大統領は傍若無人な振る舞いがある人だから…”という思い込みを持っている人ほど、このニュースの裏にあるものに気付かないでしょう。あたしは、とても危険なニュースだと感じました。

 

感染被害

スペイン、イタリア、アメリカなどでは、例年のインフルエンザに匹敵する被害が出てきました。日本の被害は、例年のインフルエンザ(3000人死亡)と比較すれば軽微と言えますが、有効な特効薬が出回っていない状況では憂慮すべき事態と言って良いでしょう。

 

この先、いつか特効薬が出回る時まで、被害は拡大する一方です。このような状況になってしまうと、ただひたすら自分自身と周囲の身を守る必要があります。

不要不急の外出を避けるのではなく、仕事も趣味も全てをあきらめて、みんなで一斉に引き籠った方が良い日が近付いていると思って良いでしょう。

 

自粛要請と反発

”不要不急の外出”という言い方が波紋を呼んでいます。

それぞれの気持ち

会社員が出社することは必要で、休日に息抜きに出かけることは不要でしょうか?働いたから休む人もいれば、休みたいから働いている人もいます。
フラメンコ教室を開くことは不要でしょうか?フラメンコをしたいから働いている人にとっては、趣味の自粛要請は受け入れがたいでしょう。
お花見宴会は不要でしょうか?確かに、これをやらなくても死にはしません。しかし、会社に出社しなくたって死にはしません。

結局のところ、それが大切だと思っている人、それが好きな人にとっては、”不要不急のものなんて無い”と、あたしは思います。あたしは、現在引き篭もりを続けていますが、好きなものを諦めた結果ではありません。外出の用事が無いだけです(笑)。 

 

他人の価値観に対する無理解

最近、”自粛すべきなのに自粛しない人”を叩こうという動きが目立つようになっています。

「無駄に外出するのをやめましょう!」
「こんな時期にお花見なんてあり得ない!」
「なんで家で大人しくできないの!?」
「感染を広げたら責任とれるの?」

そう考える人たちは、外出したい人の気持ちがわからないのだろうと思います。もちろん、ウィルス感染拡大の危険を理解しておらず、無神経に遊び歩いている人もいるので、無駄な注意とは思いませんが、個人の自由を制約するかような発言は、あたしは好みません。自粛は要請されたのであって、それを聞くも聞かないも人それぞれの自由と、あたしは考えます。

 

”自粛要請に従わない人のせいでウィルスが拡散されるのが許せない”と考える人の気持ちもわかりますが、このような人たちは、矛先を政府に向けるべきです。

感染の拡大を抑制するためには、全ての国民が足並みを揃える必要があります。しかし、個々の国民にはそれぞれの考え、それぞれの選択があるのですから、全ての国民が足並みを揃えるためには、政府が他国同様に外出禁止命令や罰金制度を実行しなければなりません。

自分と考え方の違う個人を責めるのは、筋違いだと思います。