この話は、一応フラットアースの続きということになりましょうか。
フラットアースを信じている人たちの主張は、大まかに次のようなものです。
・地球平面説を裏付ける200もの証拠
・地球平面説を裏付ける聖書の記述
・宇宙の存在を否定する材料になるNASAの虚言
・南極上空が飛行ルートから外されている事実
あたしは、以前の記事でお伝えしたように、日の出と日の入り現象と時差を説明できないことから、地球平面説は信ずるに足りないものとして片付けていますが、もう少し深く掘り下げてみる必要を感じます。
フラットアースに関する過去記事は、こちらをお読み下さい。
聖書にある記述
今回は、あまりに畑違いのことと思いながらも、聖書の記述について考えてみます。
いろんなサイトからの引用なので異論はあるでしょうけど、あたしの言いたいことは聖書の正しい解釈に関することではありません。予めお伝えしておきます。
・旧約聖書 創世記 1章より
天の大空に光るものが昼と夜と分け、季節や日や年のしるしとなれ。
神は2つの大きな光るものと星をつくり、大きな方に昼、小さな方に夜を治めさせた。
・旧約聖書 エレミヤ書 31章より
太陽を置いて昼の光とし、月と星の軌道を定めて夜の光とし、海をかき立て…(以下略)
・旧約聖書 ヨシュア記 10章より
「ヤシャルの書」に記されているように、日は丸一日、中天にとどまり、急いで傾こうとしなかった
・旧約聖書 イザヤ書 40章より
主は天をベールのように広げ、天幕のように張り、その上に御座を置かれる。
無神論者の考察
確かに、これらのことをそのまま解釈するならば、地球は平面で出来ていて、ドーム型の天幕の表面にある太陽と月と星が回っているということになるでしょう。
キリスト教だけでなく、様々な宗教を大切に考えている人にとっては、私の考えは決して容認できないかもしれませんが、あたしなりの意見を述べます。
聖書が作り話でないということを、一体どのように証明するのでしょうか?
聖書に書かれているから真実だと思い込むのは、人それぞれの自由です。しかし、それを唯一無二の真実だと、周囲に理解を求めるのはまた別の問題ではないでしょうか?
今、仮に…地球が平面であるか球体であるか、わからなかったとしましょう。
この状態で地球が球体であると刷り込まれることと、地球が平面であるという聖書に基づいた別の真実を信じ込まされることと、一体どこが違うというのでしょうか?
「何千年前から伝わって来た聖書にある記述ならば正しい」という論法は成立しません。200以上の証拠がそろっていても、意味がありません。
日の出と日の入り現象および時差の問題に対する矛盾の無い説明がなされない限り、地球は球体であるという事実は動きません。
これはもはや、聖書による裏付けや、メディアや権力者による情報操作とは無関係です。
地球平面説は、あたしたち現代に住む人間が経験によって知っている事実に反するのです。
2020.0623追記
未だにフラットアースの可能性を吟味しきれていません。
コロナやウィルスの騒動が落ち着いて、ヒマになったら考え直してみようと思います。