のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第302回 光秀と歴史2 本との出会い

戦国時代に登場する武将たちには、二十歳頃から興味はありました。今までに、いろんな武将たちの本を読みました。

 

武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、毛利元就、伊達政宗…といった有名な武将の本だけでは満足できず、真田昌幸、石田三成、大谷吉継、加藤清正、山県昌景、北条早雲、太原雪斎、黒田長政、小早川秀秋、長曾我部元親、鍋島直茂、島津義弘、立花宗茂、高橋紹運(この辺で割愛w)…あまり知られていないような人について書かれている本もいろいろと読んできました。

 

たくさんの名前を挙げましたが、ほぼ同時代に生きた人たちですから、上下関係にあったり、同盟関係にあったり、敵対関係にあったり・・・といろいろです。

 

1冊の本は、基本的に「その本の主人公目線」で書かれています。そして、敵対関係にあった人の本を読むと、反対側の視点から書かれています。双方を読んではじめて、当時の出来事を客観的にとらえることができるようになっていきます。片方を読むだけでは、全体を把握することはできないのです。

 

しかし、どれほど読んでも実像をイマイチ把握できなかったのが、明智光秀という人なのです。



今から5年くらい前だったかな…育児中に読もうとして偶然に買った本が、光秀に関する衝撃的な内容を伝えてくれました。
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本能寺の変431年目の真実(明智憲三郎著)

 

この本に出会わなかったら、このお題でブログを書くことはなかったでしょう。それほど驚きの内容でした。この本を読んだせいで、前ほどは光秀ちゃんが好きではなくなったけれど(笑)、真実に近いと思われることを知ることができて、本当に幸せです。知識欲を満たしてくれた有難い本です。

 

今までの歴史の定説を覆す内容ですから、歴史学界から無視されたり叩かれたりするのは仕方のないことかもしれません。しかしながら、その当時に起きた出来事の全てに納得のいく説明をしている本は、あたしの読んだ中ではこれしかありません。

 

この本に反論している歴史家はたくさんいますが、どの歴史家の意見を読んでも、どこかに不都合を抱えているのがわかるので、明智憲三郎氏ほどの説得力がありません。

 

明智憲三郎氏の発表した真実を正当に評価するために、他の歴史家の本もそれなりに読んできましたし、これからもそうするつもりですが…説得力の無い本を買うためにお金と時間をかけるのも…なんだかねぇ。ダメな本だと認定できたらお金返してくれたらいいのに(笑)。

 

こんな話をするのに、今年以上に良い機会は無いです。今年のNHKの大河ドラマは「明智光秀ー麒麟がくる」ですからね。NHKの大河ドラマは、単に歴史マニアを満足させるだけではなく、様々な地方の活性化につながりますし、多くの人が明智光秀について知る機会になります。

 

フラメンコと無関係な人が、明智光秀のキーワードであたしのブログに来るとも思えないけど(笑)、一生に一度のつもりで書いていきますね(^^)/