のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第315回 光秀と歴史15 惟任退治記の現代語訳本

本のレビューが続きますが、読んだ本の全ては書いてないですよ(笑)?最近、FBを半放置して、本ばかり読んでたので(^^)/

キリが無いので、本のレビューはそろそろ終わりかな。っていうか、新たな本を読んでも、発見が少なくなるので気力が続きません。
実際、明智憲三郎氏が、「まともな研究がなされているのは、100冊の中の1冊程度」と言っていましたが、その通りなのかもしれません。

 

今回は、こちらからです。

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光秀の定理 垣根涼介著

 

正直言って、タイトルと内容が全く合ってません。「定理」を辞書で調べると、「公理・定義だけから論理的に導き出せる(一般的)命題」だそうですが、歴史小説でした。

そして、やはり明智軍記を元に書かれています。うーん、やっぱりそうなっちゃうんですよね。小説なら明智軍記を元にしてもいいじゃないか・・・いや、その通りなんですが。

できれば、真実に近いと思われるものの歴史小説を読んでみたいです。まだ書かれていないと思うので、作家さんたちに期待しています(^^)/

 

もう一冊。

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ここまでわかった!明智光秀の謎

この本は、様々な歴史家の書いたコラム的なものを抜粋して集めたものです。明智憲三郎氏の書いたページも混ざってますが、本全体としては、やはり明智軍記を参考にしている記事が多く、あまり参考になりませんでした。

 

しかし、この本は非常に評価出来て、処分する気にはなりません。

っというのも、巻末に、「惟任退治記」の原文・現代語訳を掲載してあるんです。

 

専門書って高価だし、あたしみたいな一般人には敷居が高いですからね。大感謝ですよ(^^)/