のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第350回 真実を探そう

予想通り

昨日こちらで紹介した動画…市民レポーターたちの逆襲 (NY / LA)、この動画によって何かを感じとる人が増えれば良いと思い、数日前にFBで紹介してみました。動画のリンクに添えたメッセージは次の通りです。

 

「どんな情報も気軽には信用してほしくないけど、一応知っておいた方が良いのではないでしょうか?」

 

予想通りでしたが、「いいね!」「ひどいね!」やコメントなどの反響の少なさにガッカリしました。これを紹介したのがあたしでなかったら、もっと反響は大きかったかもしれませんが、その事実にもガッカリしました。

それは、受け取った情報を吟味できる人が非常に少ないことを意味します。自分の尊敬する人、有名な人、マスコミや政治家の言うことならば、不愉快な情報でも聞くのに、一般人の主張には聞を傾けることもなく、「興味があるか無いか」で判断してシャットアウトしてしまう…そんな人がたくさんいるのだということを、改めて認識しました。

おそらく、他の多数がそれを知ろうという流れになれば、「じゃぁ私も…」となることが目に見えています。あたしには理解できない感覚です。あたしにとって、発言者は重要ではありません。重要なのは、筋が通ったことが主張されているか否か、それだけですから。

 

それでも、幾人かが事の重大さに気付いてくれました。FBに直接書き込むのを避けて、メッセンジャーで連絡をくれた人もいました。心から嬉しかったです。

 

真実を知ってどうする?

答えを先に言ってしまうと、知ったからってどうにもできません(笑)。一般市民レベルの正義感では限界があります。真実を知って不満を持った人たちが何十万、何百万という数になって、はじめて何かの変化を起こせるかもしれません。何万程度では無理でしょうね。

 

何年も前になりますが、憲法九条改憲問題で数万人規模のデモがありました。その時の政府の対応はどのようなものだったか、多くの人が記憶していることでしょう。国会前に集まった数万人を無視したことで明らかなように、政治家たちには、国民からの要望を聞く意思が全くありませんでした。

改憲に反対する男性が、真昼間の新宿で焼身自殺を図ったことがありました。多くのメディアは、この事件を一応報じましたが、国営放送的な立場にあるNHKはこれを黙殺しました。そして、一部の政治家は、この男性の行いを”迷惑行為”とツイートしています。

 

コロナに関する真相はさておき、政府の対応を批判し、何かの要望を上げることが無駄であることがよくわかります。

 

この先、我慢ならない要求を突き付けられた時、多くの国民は政府に反発するでしょうが、政府が話を聞いてくれるとは最初から思えません。制御できない程の大人数でデモをやった時にどんな反応をされるのでしょうか・・・