のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第357回 あたしは騙されません(笑)

2020.0623追記

6月下旬になると、イタリア、ブラジルなどの病院もガラガラである様子が撮影されて広まりました。イギリスでは、コロナ患者数と死者数の水増しが行われていたことを公式に認めたりしました。

日本はこれらの国よりも2ヶ月遅れの対応を行っています。この時代にもかかわらず、日本は島国なのです。

 

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先日、市民レポーターたちの逆襲という動画を紹介しました。

この動画は、「テレビで放映された、病院前の行列が嘘」「病院内はもぬけの殻」という告発内容でしたが、その動画が多くの人に知られるようになり、新たな考えが広まりつつあります。

 

「あの行列などによって感染が広まり、ソーシャルディスタンスの考えが広まって、行列が無くなった」というもので、市民レポーターたちの逆襲の動画は、その後に撮影されたものだ…というのです。

さてさて、真相はいかに!?

 

現地取材動画

予想通りでしたが、あの後に現地の様子を見に行く人がたくさんいたようです。その中の一人の動画を見て思うことがあったので、ここでお話ししておこうと思います。

 


市民レポーターたちの逆襲を観た方たちから、エルムハースト病院が今どうなってるのか知りたいというリクエストをいただいたので、外からのみですが見てきました。

 

この動画では、病院内はもぬけの殻ではなく、それなりに人の出入り(患者かどうかは不明)はあるようです。また、数分の間に救急車が3台来ているので、市民レポーターたちの逆襲の内容を否定していることにもなります。

また、退院患者が自分の車で帰ろうとしている場面を紹介しています。病院はしっかりと機能している…とのことでした。

果たして本当にそうでしょうか?

 

残り続ける疑惑

動画をアップして下さったrabbitnewyorkさんのコメント欄にも書きましたが、この動画内容では、市民レポーターたちの逆襲の内容を否定するまでには至らないと、あたしは考えます。

 

あたしが書いたコメントは次の通りです。

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現在、世界中で、様々な情報の真偽が問われています。現地を取材してアップしていただけたことには感謝しますが、これをもって市民レポーターたちの逆襲の内容を否定することにはつながらないと感じました。

第一に、救急車が何台到着していようとも、コロナ重篤患者を乗せているとは限りません。この病院は、コロナ患者専門で他の病気を患っている人を受け付けていない病院でしょうか?また、あの動画の後の様子ですから、あの動画内容を否定するために、救急車を空のまま走らせている可能性も残ります。この動画にも、やはり実際のコロナ患者は映っていないと思います。

第二に、5分前後に写っている人が「退院患者」と何故わかりますか?両脇を抱えられなければ歩けないような人を退院させるとは考えにくいですし、退院する人は病院の正面から出てくるのではないでしょうか?むしろ、救急車や院内の様子を取材しようとした人が、警備員に捕まって追い返されようとしている…とも受け取れます。

第三に、あの動画が作られた理由に説明が付きません。現実を無視して、病院や政府がねつ造を行っていると告発する必要はなかったのに、何故それが行われたのでしょうか?

白黒ハッキリつけるには情報が足りな過ぎますね。

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疑い深くてすみません(笑)。

 

他にもグレーな情報がたくさんあるから、あっさりと信じることができないんです。先日紹介した、アメリカ国内での死者数水増しの告発動画の真偽もグレーなままです。

 

日本もアメリカも、感染者や死者の「累計データ」を多用し過ぎています。本来であれば、このような数字は、翌年以降に世の中に出てくるものです。何故、数字を多く見せかけようとするのか、そこに何らかの意図が働いていると感じられます。

 

2月などの早い段階から危険が言われていたのに、アメリカの水際対策が妙に緩かったことも覚えています。

 

情報がほしいですね。でも、多分この先しばらくの間は、有力な情報を見つける可能性は落ちると思います。今は、カンとしか言えないんですが。説明すると長くなるし(笑)。