のどかなる~Tierra Santa

フラメンコギタリストいわねさとしが願う、世界中の人々の平穏な日々

第416回 コロナと暴動

マスク着用率

この時期、世界中では二つの社会現象が重なっておきています。

・コロナプランデミック(自粛)に反対するデモ

・黒人の人権擁護のためのデモ及び暴動

 

一見すると密接に結びついているように感じられますが、目的が違いますので、違和感を覚えます。このように感じたのは、昼時に10分程度見るテレビのニュースがキッカケでした。

 

コロナに関するデモでは、ロックダウンやプランデミックに反対するのが趣旨ですから、参加者たちの大部分はマスクを付けていません。しかし、人権に関するデモや暴動では、マスクを付けている人がほとんどです。

 

暴動、略奪といった不法行為を行うために、マスクで顔を隠しているのでしょうか(笑)?

もちろん、それもあるかもしれませんが、暴動の場にいるだけで実際には手を出さない人もたくさんいるはずです。それなのに、暴動の場にいるほとんどの人がマスクを付けています。

 

いずれにしても、コロナに関するデモを行っている人と、人権に関するデモや暴動を行っている人は別の流れで動いていると考えた方が自然なのかもしれません。

 

 

無関係とは言えない

コロナ騒動以前に、アメリカでは差別問題が根強く残っています。極端に言ってしまえば、この程度の事件は今までにもたくさんあったはずです。それなのに、今回は予想もできない程に激化しました。

 

もし今回、コロナ騒動やロックダウンという流れが無く、人々が抑制を強いられていなかったら、ここまで事態は悪化したでしょうか?

 

コロナによって不満を溜め込んだ人たちを爆発させようとしている、扇動者Xの存在を考えたくなります(笑)。

 

 

信用できない情報筋

「光秀と歴史」の連載時から注意していたことがありました。

・評価の高い本の内容を、全部信用するのはNG

・評価の低い本の内容を、全部否定するのはNG

・評価の高い本の中でも、NGな箇所もある

・評価の低い本の中でも、OKな箇所もある

 

今、マスコミの評価は最低な状況ですが、流されている情報を全否定する必要はありません。こういう気持ちでテレビニュースを見ていると、ある疑問が沸き上がってきます。

 

世界各国で行われているコロナに関するデモや、プランデミックに関する他国の番組については、日本のマスコミではほとんど取り上げられません。それなのに、暴動のニュースはコロナと同じような頻度で流されています。

 

いささか性急ではありますが、簡単な結論を出さざるを得ません。

暴動のニュースは世界中に知られて良い内容ということです。そして、それを見た人が暴動に参加する可能性が高くなります。

コロナに関するデモのニュースは流れないので、デモに参加したくても、いつどこでやっているのかわかりません。暴動のニュースは毎日のように流れているので、調べれば参加するのも難しくないということです。

 

 

仮説

ここまで考えたことをまとめて、仮説として残しておきます。

・コロナのデモは、プランデミックに気付いた市民たちが自主的に行っている

・暴動や略奪は、何者か扇動する形で行われている

 

全く方向が違いますね(笑)。暴動参加者たちは、コロナで抑圧されて白人警官を許せないと思って立ち上がってるでしょうけど。

 

これが仮説でなくなるためには、もっともっと多くの情報がほしいです。

 

 

オマケ

日本で流されているニュースをひとつ載せておきましょう。


抗議デモ広がる米国 23州と首都でコロナ感染者増加(20/06/07)

 

抗議デモってことで紹介されてますが、あちこちに「BLACK LIVES MATTER」の文字が見付かります。これはコロナに関するデモでは無いことが一目瞭然ですよね。

それなのに、三密でコロナが広がるかのような報道に変えてしまっている。こんないい加減な報道が行われ、視聴者はそのまま信じる・・・だからこそ日本は情報の後れた国なのです。