ドイツ・ベルリンで起きたデモについて、連日伝えてきました。
少し変わった角度の動画を見付けましたので、これも紹介しておきます。
警官の気持ち
130万人が立ち上がったデモですから、あまりに過熱されるのは、政府としては脅威でしょう。
とても承服できないことながら、政府が警察を使って、デモを止めさせようと判断したことは当然のことではあります。
デモ参加者の訴えをやめさせるために、マイクやスピーカーを切ったということは、前回の動画から知っていましたが、デモを中止させる発表を行っている警官の動画がありました。
以前、アティラ・ヒルトマンがデモを行った時、デモ終了時に、周辺を警備していた警官たちに対して、
「お勤めごくろうさま!彼らだって、同じドイツ人だ!」
と発言していたことを思い出しました。
日本人に同胞意識やある!?
現代の日本人は、周囲の人に対して壁を作っている人がとても多いように思います。
相手が警官であれば、より一層壁を感じるかもしれない。悪いことなんかちょっとしかしていなくても(謎w)、あまり近寄りたくない存在と思う人が多いでしょう。
もし日本でデモが日常的に起こるようになって、それを警官が規制する日がやってきたら・・・と想像してしまいました。
デモ参加者たちは、警官の心情を思いやってあげることができるでしょうか?
「彼らもやりたくない仕事、正義に反した仕事と思いながら、仕方なくやってるんだろう」
警官たちは、デモ参加者の心情を想像することができるでしょうか?
「間違ったことを許せなくてデモしてるんだよな・・・。これを取り締まれって言うのか・・・」
歴史を勉強しなおしているあたしには、明治以前の日本人の意識がどんなものだったか、正確に把握することはできていません。
しかし、明治、大正、昭和と続く激動の時代の中で変質したもの、戦後のGHQによる洗脳によって変質したもの・・・これらによって失われた、日本人古来の同胞意識を多くの人が取り戻してほしいと考えるようになりました。
偉そうにすみません・・・ごく最近考えるようになったことなのですm(_ _)m
最終的には・・・
現状、デモの数はたかだか130万人です(多いけどw)。しかし、今後デモ参加人数は増える一方ですから、その度に政府や警官は対応を迫られます。
この先、デモと警官の対立が限界まできたら、警官はデモに参加すべきでしょう。
日本もドイツも、国民主権であることが憲法で定められています。
大多数の国民の望まない政治を、警官の手によって押し付ける政府・・・こんなことが罷り通るならば、もはや民主国家を名乗る資格はありません。
個人的感想でしかありませんが、今回の警官の表情に、ドイツの明るい未来が見えた気がしました。
日本の警官に人間味のある表情を見出すことができれば、彼らに対して同胞意識を持てるかもしれないのに・・・と思ったのでした。